相関詞国―九神の国5

九人の神々のイラストと説明

アム神



 「アム」は、第一の神の名前である。ソーカンシ語で「アム」とは「時間」を意味している。「アム」神は時間の創造者なのである。このことを忘れないために、「アム」神の絵をよく見なさい。そして「アム」神が時間を計るために砂時計を手にしていることをよく注意して記憶に留めておきなさい。

オー神



 二番目の神様の名前は「オー」だった。ソーカンシ語で「オー」とは「事物」(もの)を意味する。「オー」神は世界のあらゆる事物の創造者であった。このことを忘れないように、「オー」神の絵をよく見なさい。彼は神秘的な物体 objekto を手にしていて、もう片方の手の指でそれを指し示している。

アル神



 三人目の神の名は「アル」であった。ソーカンシ語で「アル」とは「原因」(理由または動機)を表す。「アル」神は世界の全ての因果の創造者であった。「アル」神の絵をよく見てください。そして自然の神秘について黙考しているかのように指を額に当てているのを忘れないようにしなさい。

エス



 四番目の神の名は「エス」であった。ソーカンシ語で「エス」は「所有」を意味する。「エス」神は財産の観念の創造者である。「エス」神の絵は、この観念を、神様の顔のケチで欲張りな感じで示している。また一方、この神様は両手で金貨の一杯詰まった袋を抱え込んでいる。

アー神



 第五の神の名は「アー」であった。ソーカンシ語で「アー」とは「質」(性質)を意味している。「アー」神は創造された全てのモノに、その質というものを付与した神である。「アー」神の絵をよく見なさい。そして「アー」神が手にダイヤモンドを持って、それを虫メガネで調べているのをよく憶えておきなさい。

ウー神



 六番目の神様の名は「ウー」であった。ソーカンシ語では「ウー」は「個人」(個体)を意味する。「ウー」神は人間と動物の創造者であった。「ウー」神の絵をよく見なさい。そして彼が個体の創造の原型となった人間とライオンとを手に持っているのを記憶に留めておきなさい。

オム神



 七番目の神の名は「オム」だった。ソーカンシ語で「オム」とは「量」(測定)を意味する。「オム」神はそういう概念の創造者であった。「オム」神の絵をよく見なさい。そして彼が量や測定(大きさ)の概念を示していることを忘れないようにしなさい。片手の秤と、もう片方の計量器とがそのことを表している。

エル神



 第八の神様の名は「エル」であった。「エル」はソーカンシ語で「やり方」(方法)を意味する。「エル」神の絵を良く見なさい。「エル」神は世界中の方法と手段の創造者だということをあなたの記憶にとどめておきなさい。ほら、彼は息子に火のおこし方を見せていますよ。


エー神



 九番目の神様の名前は「エー」であった。「エー」という語はソーカンシ語で「場所」(空間)を意味する。「エー」神は無限の空間の創造者であった。「エー」神の絵を良く見なさい。そして無限の空間を見ているかのように、彼が手を目のところにかざしているのをよく覚えておきなさい。