EM菌はプールをきれいにする? / "Uzeblaj Mikroboj" purigas nagxejon?

Ankaŭ "Uzeblaj Mikroboj" estas mikrobo. Kaj ankaŭ fekaĵo de besto aŭ de homo estas el mikrobo (kojlobacilo kaj aliaj).
Densa mikroba akvo ne nepre purigas akvon, riveron.
Antaŭ ĉio, la kono, "Uzeblaj Mikroboj estas puraj" estas tute erara scio.
(Foto: por purigi naĝejon lernantoj enversas la akvon el uzeblaj mikroboj en la naĝejon.)


Vi povas vidi aliajn fotojn pri sama ago de la Unua Ŝiraiŝi urba elemanta lernejo (alia lernejo).
Mi ripetas: mikrobo estas mikrobo. "Ĉu pura aŭ ne" estas valor-prijuĝo de homo.
Je taksi la medion, oni devas prijuĝi ĝin per taŭgaj datumoj.
Ekzemple, proporcio de organikaj substancoj, koncentriteco (denseco) de oksigeno, denseco de malbona (anti-vivaĵa) substanco ktp.


プールがきれいになる!酸っぱい臭いのEM菌

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 EM菌は、長期間、使っていないプールの壁面や底などに付着するぬめりを分解する働きがあり、水質浄化に多く利用されている。
 町の自然環境を考える団体「かんだ環境会議」(松岡麻利子会長、34人)が3年前から、プールの清掃用にと、町内の全8小中学校にEM菌を配布。これまでは教諭らが清掃に使ってきたが、同小PTAは今年度、児童も含め、菌の知識を深めようと団体に指導を願い出た。
 4月末、会員4人が同小を訪れ、児童や保護者計約30人に、「薬品でプールを洗っても、その水が流された川が汚れることになる。EM菌は河川の汚泥も分解する」などと効果を説明。その後、全員で、EM菌の原液と水などを混ぜて、500リットルに培養する作業を行った。

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 同小によると、薬品を使っていた際は、水あかや藻を落とすのに3時間以上かかったこともあったが、事前にEM菌を入れると、清掃時に汚れが簡単に取れ、1時間半ほどで済んでいるという。今年は、プール開き直前に清掃する予定。(古野誠)
(2011年5月19日17時09分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20110519-OYT1T00397.htm

EM菌って「菌」なんだから、量や頻度にも拠るだろうが、河川に存在しないかわずかにしか存在しない菌の濃厚なものを、河川にじゃんじゃん流してよいのだろうか。その「きれいになった」水に酸素が不足していたら、排水をかぶった微生物や両生類・虫や魚が死なないか心配です。
もし、EM菌が「きれい」なんだったら、大腸菌のカタマリであるウンコも「きれい」の一種ということになる。菌やカビやに「きれい」「きたない」はなくて、病原となるかどうか、その生態系を壊すかどうかが問われなくてはならない。
プールの水垢や藻だって、「汚い」わけではない。人間に「きもちわるい」(場合によっては感染源になる)だけである。
EM菌を利用するのはかまわない。だが、薬品で洗ったら川が汚れて、EM菌なら汚れないというのは違う。ちゃんと環境の生態系への評価を踏まえてモノを言わねばなるまい。
それと、子どもたちに「EM菌」が水やプールを「キレイにする」という短絡的な認識を与えているとしたら重大である。川を「きれいにしたい」というのなら、「川が汚い」という実態の解明が必要なはずだ。「汚泥も分解する」と簡単に言うべきではない。


新たな「信者」の培養になっていないか? 杞憂であることを祈る。


追記:何事につけ、神秘化・絶対化することは、それが被害をもたらしたとき悲惨だし、その被害の解決にも手間取ってしまう。「信者」になるのではなく「理解」者、「賢い消費者(利用者)」になることが大切。