コメの先物取引 / Oni enjxetis rizon en la templiman merkaton

コメの先物取引が始まったという。

コメ先物、波乱のスタート=原発事故受け、買い殺到―東穀取と関西商取

時事通信 8月8日(月)10時16分配信

 72年ぶりとなるコメ先物取引が8日、東京穀物商品取引所(東京・日本橋)と関西商品取引所大阪市)で始まった。両取引所とも午前9時に取引開始。東穀取では、買いが殺到していきなり立ち会いが中断される波乱の幕開けとなった。東穀取の渡辺好明社長は「相場の居どころを安定させるには、数日かかるだろう」とみている。
 東日本大震災東京電力福島第1原発事故の影響で、コメの現物価格は現在、高値圏で推移。東穀取米穀運営委員会の茅野信行委員長は、先物の値段が付かない理由について、「原発事故を受け、市場に出回るコメが少なくなると予想している人が多いため」とし、今年産米の放射性物質検査の結果、需給がタイトになるとの思惑が買いを呼んでいるとの見方を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110808-00000031-jij-bus_all

この市場がどのように生産者と消費者とを保護する仕組みを持っているのか、持っていないのか知らないが、日本人の主食はコメなのだから、こうしたものを自由市場に委ねる(しかも先物!)のは反対だし危険だと思う。



アメリカで電力を自由化して、大停電が起こった、というようなことがあったはずだ(カリフォルニア電力危機?)、と思って調べると、それそのものではないが自由化についての端的な説明文があったので、引用して紹介しておく(コメ先物取引と直接の関係はナシ)。

1.諸外国における電力自由化の動向と市場形成

規制緩和が意味するもの

……

まず初めに、なぜこんなに規制緩和自由経済を進めないといけないのか?このことを考えてみます。イギリスやアメリカは特にそうですが「完全競争の市場」を作ろうとしています。アングロサクソンの場合、議会制民主主義で自由経済を導入すれば自分のところが儲かるようになっていますから、それを世界中に広げようということです。外国の市場に参入規制があると、文句をつけて入りやすくする。これがニューコンサバティズム(新保守主義)です。政府はスリムにするけれど、グローバルに金を稼ぐ。その背景にあるのは一つには完全競争社会です。多数の事業者がいて新規参入が容易だから、安くていいものを提供すると儲かる。農業や水産業もそう、ほとんど品質に差がなくても「関の○○」とブランドをつけるだけで高く売れたりします。そういう市場にもっていきたいというわけです。
三菱電機電力自由化時代の電力システムとエネルギー有効利用《前編》」『プロフェッショナルに学ぶ攻めの省エネパワーアップ講座』)

http://www.mitsubishielectric.co.jp/shoene/kouza/vol04/index01.html


Japanoj ĉefe manĝas rizon. Rizo estas ĉef-manĝaĵo. Sed registaro enĵetis rizon en templiman merkaton.
Mi malaprobas tian politikon. Ĉef-manĝaĵo (elementa manĝaĵo), energio (elektra, gasa, benzina kaj petrola), hospitalo, edukado, tiuj, kiuj subtenas baze (elemente, fundamente) popolan vivon, ne devas esti lasata al la merkato.