キング牧師の演説

キング牧師の演説のエスペラント訳が公表されている。

http://eo-literaturo.wikispaces.com/Mi+Havas+Revon+%28KING-ML%29
http://cindymckee.com/librejo/Revon_havas_mi.pdf

後者は前者のPDFのようだ。訳は PEJNO Simono という人によるものらしいが、元の英文は何なんだろうか。
日文にもいくつか訳があるが、http://aboutusa.japan.usembassy.gov/j/jusaj-majordocs-king.html がいちばんしっくりくる、と思う。部分的には http://www.fuchu.or.jp/~okiomoya/i%20have%20a%20dream.htm が好きなところもあるが。
英文・日文とこのエス文を対照させてみると、エス文にはこれらの英日文と比べて欠けているところがあるのと、あまりにエスペラント的に訳していると感じるところがある。たとえば、「be + 形容詞」を「形容詞+igxi」という具合のところ。英語的言い回しもかなり思い切って意訳しているところがあるように思う。それとも意訳の方がより原意に密着しているのだろうか。
あまりに意訳したりエスペラント的に短くしたりすると、なんかキング牧師の「息吹き」が悪い意味で「人工語」的になるような気がする。
まあ、日本語はそれでも英文の「息吹き」を直接引き移す(映す)ことはできないけれど。