Mi ne estas Charlie. Sed...

日本語訳が中断している Le Monde Diplomatique だが、1/7 のシャルリーエブドの襲撃事件に関して、短文がエスペラント版でも発表されているので、訳してみた。訳してみたが、怪しい「解釈」をたくさん盛り込んであるので、正しい訳を知りたいところである。固有名詞は Wikipedia の記事「フランス紙襲撃テロ事件」を参照した。


私個人としては、菊池恵介氏「『風刺の精神』とは何か?〜パリ銃撃事件を考える」(レイバーネット)の風刺画やその説明を読めば、「私はシャルリー」というスローガンは受け入れがたい。もちろん、言論の自由は擁護されねばならず制限されてはならないし、暴力の前には真理は沈黙してしまうものだから、絶対排除されねばならないと思う。

出版の自由の殺戮

 2015年1月7日、イスラム主義のテロ攻撃がパリの風刺週刊誌「Charlie Hebdo」(シャルリー・エブド)を襲った。それは、シェリフ・クアシ、サイド・クアシ兄弟によるものである。画家のカブ、シャルブ、オノレ、ティヌス、ウォリンスキ、精神分析家のエルザ・カイアットと経済学者ベルナール・マリス、彼らはその日編集会議のため会合していた。警察官のフランク・ブリンソラロ、ビルメンテナンス員(管理者)のフレデリック・ボワソー、校正員のムスタファ・オルラド、ミシェル・ルノー(来訪者)が侵入者によって射殺された。全体として12人の人々が殺害され11人が負傷した。負傷者のうち4人は重傷である。攻撃の責任についてアラビア半島のアルカイダが声明を発表した。
(編集部)
 集団殺害は2015年1月7日水曜日、シャルリーヘブドの本社で起こった。それはジャーナリストや風刺画家を彼らの思想信条を理由に殺害することを目的としていた。事件は表現の自由の守り手を悲しみに突き落とし、フランス社会全部を恐怖で凍りつかせた。ル・モンド・ディプロマティークのチームは、犠牲者の家族と友人の皆さんに哀悼の意を表し、また連帯の意を確認するものである。
 つい先日実行されたこの殺害事件は、緊張と恐怖の戦略を正当化するものとなった。その戦略の内容というものは、残念ながらよく知られたものである。それは似非宗教の狂信主義だとか、「文明ショック(文明対文明の戦争?)」への糾合、みんなの安全を保障して「テロに対する戦争」に勝利するという幻惑の口実の下に進められる漸進的な公的自由の縮小などである。
 核心的な戦いは始まっている。その目的はフランスの分断のひび割れを明確にしようとするものである。惨事を振りまくものたちは、ヨーロッパに分断を徹底させることを望んでいる。それは出自・文化・宗教などで区別される住民たちのさまざまな諸部分を対立させることである。逆に我々は開かれた団結した、喜びのある社会の支持者全ての団結のために、あらゆることをなしていく。そのためにジャーナリストもシャルリー・エブドのデザイナーも格闘してきたのだ。


 ル・モンド・ディプロマティーク編集部

フランス共産党の反応

 次のリンクでフランス共産党の対応について読むことができます。(エスペラント訳はヴィルヘルモ・ルーテルマーノ http://mas-eo.org/spip.php?article559
エスペラント訳 Jeanne-Marie Cash

http://eo.mondediplo.com/article2178.html