愛国心、民族主義、ナショナリズム、国家…

タニヒロユキ氏『エスペラントグローバル化』から。

「私は、どんな民族主義も人類にとって最大の不幸だと深く確信しています」
「強者のナショナリズムが卑劣なら、弱者のナショナリズムは軽率です。どちらも他方を生み出して支え、出口のない不幸の悪循環を作っているのです」
(「世界エスペラントヘブライ連盟への返信」 1914年)

http://kleg.jp/tosyo/kobetu/tani2.htm


上のエス文。

"Mi estas profunde konvinkita, ke ĉiu nacionalismo prezentas por la homaro nur plej grandan malfeliĉon, ...... se la nacionalismo de fortuloj estas nenobla, la nacionalismo de malfortuloj estas neprudenta; ambaŭ naskas kaj subtenas unu la alian, kaj prezentas eraran rondon de malfeliĉoj, ...

("Respondo al Tutmonda Esperantista Hebrea Ligo", 1914)

http://donh.best.vwh.net/Esperanto/Literaturo/Revuoj/nlr/nlr35/cionistau.html

ナショナリズムは、本質において、宗教的神秘主義であり非理性的である」
愛国心の本質は、純粋に神秘主義であり迷信である。それはその道徳の絶対性からも明らかである。ナショナリズムは、いまだに人身御供を要求する唯一の宗教である」
(Lanti, "Naciismo", 1930)

http://kleg.jp/tosyo/kobetu/tani2.htm

これの原文をネット上で探しましたが、見つけられませんでした。

ナショナリズムはまず国家のイメージから始まるんですね。そして国家にふさわしい国民のイメージが求められる。それが民族というフィクションだ」
「国は人の生命さえ犠牲として要求する、いわば宗教なのだよ」
「民族という神話を、うまく国民に信じ込ませてしまった国もあった」
(なだいなだ『民族という名の宗教』岩波新書、1992年)

http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/43/8/4302040.html