英文の「Subject to... 」をエスペラント「Sub rezervo de ... 」と訳している例が少なくないことについて、
- フランス語の直訳で意味がわからん:"sub rezervo (de)" という訳について
- 英語には他に言い回しはないんかい?:英語の subject to ~ について
というノートをしておいた。
だが、じゃあどう訳すのですか?という結論については前者の記事で「本来のエスペラントなら: 文脈に応じて kondiĉe de(条件)、krom se(例外)、konforme al(準拠)などと書き分ける方が、万人に開かれた言語としての透明性は高まったはずです」とChatGPTが言うので、kondicxe de を採用して学習を進めていた。
だが、読めば読むほど kondicxe de には違和感が強い。単に laux ではなぜダメなのか。
もういちどAIにたずねてみる。(結論は最後に)
■ Copilot
最近、Copilot の方が回答に揺らぎがないような気がしている。
| 人権条約は加盟国に何かを義務付けたり免除したりする文章において、英語で Subject to the provisions... というような書き方がしばしばなされています。外国の権威あるエスペラント翻訳者はこれを Sub rezervo de la preskriboj/disponoj/provizioj などと訳していますが、これはフランス語あたりの直訳であろうと私は考えています。sub rezervo では条項に従うことを条件になどと訳せないからです。 そこで、kondicxe ke ... という書き方を用いることが可能である場合もあるのですが、kondicxe de としている訳もあります。kondicxe de la preskriboj... しかしこれなら、laux la preskriboj と書けば良さそうにも思います。 丁寧に書けば、kondicxe ke la membrosxtatoj obserbas la preskribojn... となると思います。kondicxe de という訳の採用で良いと思いますか? |
回答の抜粋:
“kondiĉe de la preskriboj …” は、意味論的に不正確であり、採用すべきではありません。
■国際条約で “Subject to …” が使われるとき、意味は次のいずれかです: A. 「…の規定に従う限りで」(制限・優先関係) ■ どの訳を採用すべきか
|
■ ChatGPT
この回答を踏まえて、ChatGPTにたずねてみる。
| …kondicxe de という訳の採用で良いと思いますか? ある人の意見では、kondicxe de ... は意味論的に不成立なので、laux la preskriboj が最適とのことですが。 |
■ kondiĉe de はどうかここで私は、あなたが紹介された kondiĉe de la preskriboj にかなり疑問を持ちます(お前が「自然」ていうたやつやんか!)。 ■ どう訳すか私ならどうするか。実は Subject to は、場合によって訳し分けたいです。 1. 優先関係ならkondiĉite de la apliko de artikolo X 2. 単なる従属関係ならlaŭ la preskriboj de artikolo X 3. 条約文らしさを残すならkonforme al la preskriboj de artikolo X > sub la preskriboj de artikolo X
ただし、実際の条文では Subject to が表す法的関係(優先、例外、制限、適用条件)が文脈ごとに違うので、本来は定型的に一語で処理せず、都度解釈して訳し分けるのが理想だと思います。 |