El Nepalo

伝染性の腸炎で91人が死亡―ネパール西部山岳地帯

 カトマンズの政治家たちが、いつもの部屋で、一番おいしいポストをめぐって争っているとき、西の山岳地帯の貧しい人たちは、その地方に伝染して広まった「下痢」なんていう簡単な病気のため亡くなっていっているのだ。
 ネパールの西の方、Jajarkot 地方では下痢やその他の致命的な病気によって、この二ヶ月で91人以上の人々が亡くなっている。同一の村で、一週間に10人もの人が亡くなったケースもある。何日もの間、政府は新聞の報道も読んでなかったし、後になってから「変な会員外のせいだ(外国人のせいだ?)」と言った。今、になって下痢であったという反応が来た。報告によれば、すでにそこでは2000人以上が病気であった、と。
 他のレポートによると、厚生大臣ウマカンタ・チャウダーリはヘリコプターでその村に飛んだが、薬剤のほうはラバの背に乗せて運ばせていると。あの村への道なんて、敷設されていないのに。ぜんぜん、薬が到着する前にもっとたくさんの人が死んでしまうだろう。ヘリ旅行のために国が出した費用は、村民のための薬剤費よりも高いだろうということだ。
 ネパールの病気をへらすっていう大金が来たのだが、そんなお金の大部分は、贅沢なホテルでのセミナーとか、ポスターの印刷費に消えてしまって、あの地方の貧乏な人たちを健康にすることには使われなかったのだ。
(当該日の記事の後半は別の事柄のようなので、翻訳紹介はここまで。)

http://razeno.blogspot.com/2009/07/epidemio-de-diareo-mortigis-91-homojn.html

僕の友人の医師(日本人)も、ネパールへの医療援助(資金や医療機材)は、本当に必要な人たちのところには届かず、富裕層しか来ないような大病院で、初めのうちはめずらしがって操作方法などを伝達してもらった後は、使われずに放置されている、とかいうようなことを言っていた。それを見てきたか、近い人から聞いたかだったと思う。もう15年くらい前の話だったように思うのだが。いまもそうなのだろうか。ネパールに資金や医療援助するのは(そのルートでは)援助する側の自己満足に過ぎないと。