怠業自ら率先する厚労相 幸せ格差広げるプレミアムフライデー

1. プレミアムフライデーとは

個人が幸せや楽しさを感じられる体験(買物や家族との外食、観光等)や、そのための時間の創出を促すことで、
(1) 充実感・満足感を実感できる生活スタイルの変革への機会になる
(2) 地域等のコミュニティ機能強化や一体感の醸成につながる
(3)(単なる安売りではなく)デフレ的傾向を変えていくきっかけとなる
といった効果につなげていく取組です。

http://www.meti.go.jp/press/2016/12/20161212001/20161212001.html

塩崎厚労相「午後3時ごろに退庁を」 プレミアムフライデー、自ら率先

 月末の金曜日に仕事を早く終えるよう促す「プレミアムフライデー」が始まったことを受け、塩崎恭久厚生労働相は24日の閣議後会見で、省内でも可能な人は午後3時ごろに退庁するよう、事務次官を通じて徹底させていることを明らかにした。

 塩崎厚労相自身も、午後3時前には役所から退庁する予定で、夜は友人とフランス料理などの高級料理を食べに行く予定だという。

医薬・生活衛生局長や保険局長らも

 午後3時を迎えるころには、古谷範子副大臣をはじめ労働基準局長や職業安定局長、社会・援護局長らが退庁。医薬・生活衛生局の武田俊彦局長は取材に対し、「家族や友人と楽しく過ごす時間としてプレミアムフライデーを率先して実行する」と応え、午後3時5分ごろに退庁。保険局の鈴木康裕局長も省外での会議に出席後、午後3時ごろに業務を終え退庁した。

花見、皇居ラン、ボウリング大会…

 …人事課によると、有志を募って新宿御苑へ花見に出かける部署や、皇居ランを企画した部署、ボウリング大会を開いた部署などがあるという。広報室も…懇親会に出掛けた。

これじゃあ、プレミアムフライデーを楽しめる人たちだけが、時間を楽しんで、小遣いを飢えている飲食サービス業のために使ってやるからありがたく思えという取り組みで、たいへん不愉快である。
多くの若者から仕事を奪って、社会保険料も消費税も何もかも上げて、過労死するまで働く若者を生み出しながら、おのれらだけはカタカナ標語で早く帰るとは何事か。
勤労者労働者のライフスタイルを変えるというのなら、ILO条約第1条を批准し、残業や労働日数を厳しく規制し、最低賃金を1500円に修正して、それからプレミアムフライデーなどを提起すべきだ。失業率がうんと低くなり、特殊な業種以外すべての業界業種でライフスタイルが変革されて(目標値を持て!)、初めて中央官庁でのプレミアムフライデーは実施されるべき。
今のプレミアムフライデーは格差を楽しむ階層の人たちが怠けているだけじゃないか。