「はためく」とか日常使わない

「はためく」という言葉は結構難しい言葉で、日常「鳥がはためいている」とか、「鶴が翼をはためかさせているね」とかはあまり僕はいわないし、読むことも無いように思う。はためくのは「旗」だけではなかろうか。「旗」が「旗めく」のはあたりまえだし、「旗」状のものしかハタめかないのではないかしら。


「はた」「めく」と分解できないことはない。
まず、「めく」というのは、「そのような感じになっちゃうこと」である。

[接尾]《動詞五(四)段型活用》名詞、形容詞・形容動詞の語幹、副詞などに付いて動詞を作り、そのような状態になる、それに似たようすを示す意を表す。「春―・く」「ほの―・く」「今さら―・く」「ざわ―・く」

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%82%81%E3%81%8F&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=21099218080700

そして、「はた」は擬音であって、多分「旗」も擬音が名詞化したものではないかと思う。

[動カ五(四)]《「はた」は擬声語。「ばためく」とも》
1 布や紙などが風に吹かれてはたはたと動く。また、音を立ててひるがえる。
2 揺れるように鳴り響く。響きわたる。とどろく。
3 鳥などが羽ばたきをする。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AF%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%8F&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=17165514827100

この「3」は言い過ぎの気がする。
このような、「音」+「めく」には、「う・めく」「お・めく」「わ・めく」「ざわ・めく」「どよ・めく」「とき・めく」「キラ・めく(?)」などがある。
面白い「めく」には「ひら・めく」とか「あわて・ふた・めく」がある。