エスペラント伝

関東連盟のホームページにponteto236号の電子版(PDF)が掲載されたとの報を受け、拝見。
3ページの小林氏「ザメンホフと差別」は大変短い記事だが興味深い。


ザメンホフポーランドのビアウィストクにいた頃は、ポーランド、ドイツ、ロシア、ユダヤの各民族が混住していて言語障壁によるいざこざ、乱闘は日常茶飯であった。そこでザメンホフはこうした混乱を「世界語」によって克服できると考えてエスペラントを考案した。
以上はよく口にもし、耳にもするエスペラント誕生の背景であるが、小林氏は「しかし、その(背景説明の)内容は間違っている」という。
二千年も差別されつづけていたユダヤ人にとって、当時はそんないざこざは「些細なこと」であって、……つづく……とある。
「それだけでは不十分」というのではなく、「内容は間違っている」というのだから、お話はどのようになっていくのだろうか。まあ、僕はエスペラント学者でもザメンホフ伝記者でもないので、これ以上は書かないでおこう。


次号に期待したい。