「独裁者」はずっと昔に見たことがあるが、まったく知らなかったおもしろいことを教えてもらった。
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http://www.geneon-ent.co.jp/movie/column/article/vol35_200403.html『独裁者』
それから4年後の1940年に発表したのがチャップリン最大の問題作『独裁者』。…
チャップリンが一人二役で演じた独裁者ヒンケルはもちろんヒトラーがモデルですが、喋っているドイツ語はデタラメで、町の看板の4分の3はユダヤ語、残りの4分の1はエスペラント語で書かれています。ちなみにエスペラント語とは1887年にポーランド系ユダヤ人のL.L.ザメンホフ博士が世界共通語として作り出した言葉。この辺にもチャップリンの想いというのが感じられたりして…。
(そんなこと知ってどうする!? Vol.35 2004/03 --- GENON UNIVERSALのコラムより)
実際のシーンは下のリンク先でいくつか見ることができます。
KCE-Kultura Centro de Esperanto より
La Granda Diktatoro - filmo de Charles Chaplin
どういう単語があったかは、エスペラント版のWikipediaにいくつか挙げてあります。
なお、日本語版Wikipediaによれば、(上の記事とは少し違っていますが)
映画に登場するゲットーの街の看板などは基本的にエスペラントで書かれ、さらに本来のエスペラント表記にはない符号が文字の上にところどころ付けられて、それがドイツ語風あるいはポーランド語風に見えるようにアレンジされている。これは、エスペラントの考案者ザメンホフがユダヤ人であることや、当時ヒトラー政権下のドイツにおいてエスペラントが弾圧されていたことと関連がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E8%A3%81%E8%80%85_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29