国民を愚弄する「現実路線」(Japanlingve)

民主党の夏の参院選公約の外交・安全保障分野の全容が14日、判明した。

衆議院選挙公約と参議院選挙のそれとを比較するとこうだ。

  • 在日米軍基地のあり方について見直しの方向で臨む」→削除
  • 「緊密で対等な日米関係を築く」→日米同盟を深化させる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100615-00000125-yom-pol

騒音と犯罪と悪臭とさまざまな日常的な危険を撒き散らす米軍基地の縮小、撤廃は日本人民の民族的悲願である。少なくとも周りの住民の少なくない方々の願いであると思う。だからこそ沖縄での「県外・国外移転」公約に願いを託した人は少なくなかったはずだ。
結局、野党であるときは「米軍基地の見直し」を掲げ、政権を取って安定したと思えばそれを捨てる、というのではそのマニフェストは党利党略のためであったと言われても仕方あるまい。長年日米安保を維持し支持してきた政党に所属していて、いまさら「基地が必要と学んだ」などと見え透いた言い訳をして、それで誰がその言を信用できようか?
「現実路線」は結局現状を何でもかんでも追認するもので、投票した支持者を愚弄するものではあるまいか。その点では前政権より悪質と言われても仕方あるまい。