北海道の一週間 1999.06.26

6日目

上富良野の宿を発って、富良野を通った。ラベンダーはまだまだだったが、ファーム富田に寄ってみた。朝早かったためか人も少なく、ラベンダー以外の花はけっこう咲いていて、楽しかった。
今日は、洞爺湖まで行くのだ。富良野から時折降る雨の中をどんどん南下する。
金山峠と日高は雨だった。日高では北へ向かうというチャリダー氏と雨宿りを一緒にした。その日の天気予報では雨は北に行けば行くほど激しくなるはずだった。
平取町の二風谷ではアイヌ文化博物館に立ち寄ったり、牧場で馬を撫でたりして、室蘭・登別の手前、白老町あたりで電話して壮瞥温泉の宿を予約した(15:00頃)。
壮瞥温泉は洞爺湖温泉の隣である。登別から洞爺湖に行くことも考えはしたが、道が混んでそうな気もしたので、まっすぐ室蘭は地球岬へ進んだ。この道も混んでいないわけではないが、道が広い。地球岬は曇りの夕方で、とにかく風がすごかった。口をあけていないと息ができないくらい風が強い。


昼飯を食べてなかったので、シャコとイモ団子とイモチーズを食した。イモ団子は衣がつけてあり、イモチーズはイモ団子を半分にしたものにチーズがかかっていた。(あまりうまくなかった)。白鳥大橋を渡り、有珠山の南・西を北上し、洞爺湖の南西の見晴台を経て洞爺湖畔に到着。もう金曜日だから、明日で北海道ともお別れだと思うと、曇り空とも相まってなんだかさみしいような悲しいような気分である。壮瞥温泉の宿は接遇と風呂、料理が良かった。料理は陶板焼きで、手間はかかってなさそうだが、決まり切った和定食ではなく、焼くのが楽しかった。味噌を使わないタレとリンゴのシャーベットもうまかった。浴場は広く、熱いすぎずぬるすぎず、丁度良かった(男の露天風呂からは何も見えないのが残念)。洞爺湖は(賛否はあろうが)毎晩花火を上げている。夜に、湖畔に出て花火を待ち受けていると白鳥が浮かんでいる。おもちゃかと思ったが本当に白鳥だった。翌朝、宿の人に聞くと「居着いてしまった」白鳥とのことだった。

明日は、最終日。


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