今日の名文

Maldelikataj paroloj de politikistoj pri "Barubaroj!"

Dirante "Barbaroj!", "Acxaj Cxinoj", kontrauxtumulta policano de la gubernio OOSAKA insultis civitanojn kiuj estas protestantaj kontraux la konstruo de herikopterejo en norda trejnadejo en la usona armea kanpo proksime de la kvartalo Higashi Takae en la gubernio OKINAWA.
Pri tio s-ro Suga-Yoshihide, la Kabineta Estro, en la 19a de oktobro diris: "Tio estas ne tauxga diro kaj bedauxrinda. La diro ne estas pardoninda".
Sed atentigite, ke la diro estas apero de diskriminacia konscio, li neis sen kialo tion, "Mi ne pensas tiel entute."
En la sama tago la guberniestro de OOSAKA, s-ro MATSUI-Ichiro, kiu sendas kontrauxtumultan policanaron al la gubernio OKINAWA, diris en la tvitero:
"Mi bone vidis, ke policanoj sincere energie plenumas siajn misiojn laux ordono, ecx se la diro ne estus tauxga. Mi dankas ilin por laboro".


いずれも「日刊スポーツ」の「政界地獄耳」より。
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/

政界地獄耳2016/10/22

土人」めぐる政治家の鈍感発言

大阪府警の機動隊員が、沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場内へのヘリパッド建設に反対する市民に対し、「土人」「シナ人」などと発したことについて19日、官房長官菅義偉は「不適切な発言で大変残念だ。許すまじきこと」とした。だが差別意識の表れとの指摘には「全くないと思う」と根拠なく否定した。同日、沖縄に機動隊員を派遣させている大阪府知事松井一郎は「表現が不適切だとしても、大阪府警の警官が一生懸命命令に従い職務を遂行していたのがわかりました。出張ご苦労様」とツイートした。
★また、松井は「その人を特定してね、大メディアが、テレビで鬼畜生のようにね、けだもののように、その個人を叩く。これは僕はね、違うんやないかなと思いますね。相手もむちゃくちゃいってるわけでしょ。相手はすべて許されるんかね」。松井はこの問題を街のチンピラ同士のけんかのように扱うが、政治家であるとか、公務員だということを全く理解していない。この男が知事という公人として君臨していることの方が問題ではないか。
★政治家として、権力や権限があるものは、まず順法精神に基づくべきだ。機動隊員の差別的発言が許されないという立ち位置に就くべきで、機動隊員の気持ちを忖度する側に立つことも、ヘイトスピーチにつながる差別意識を持つ者を擁護するような発言も、認めるべきではない。「琉球処分」など日本の沖縄への差別や別紙の歴史的経緯に思いが至らない知恵のなさを憂う見識を持つべきだ。市民の言葉と知事や機動隊員など権力や権限を持つ者とを同一視することも直ちに改めるべきだろう。事の本質は表現の不適切さではない。差別感や植民地意識の中に沖縄を位置付けている政治家や公務員ら、この国の為政者の鈍感さだ。(K)

政界地獄耳2016/10/24

両論併記は危険なロジック

 ★沖縄の米軍ヘリパッド建設現場で抗議活動中の市民に機動隊員が「土人」と叫んだことについて大阪府知事松井一郎は「(抗議する)相手もむちゃくちゃ言っている。相手は全て許されるのか。それをもって1人の警官が日本中からたたかれるのはちょっと違うと思う」と擁護。タレントのフィフィはツイッターで「1人の機動隊員による暴言をクローズアップするなら、反対派による機動隊員への暴言も報道するべき」とした。同様にネットでは「報道は正確に、中立に」と賛同の声があふれる。
 ★今国会の首相・安倍晋三の所信表明では、自衛隊海上保安庁、警察の活動をたたえて「心からの敬意を表そう」と呼び掛け、自民党議員が起立して拍手した。民進、共産、日本維新の会の野党3党は「異常な事態」と抗議したが09年10月、当時の首相・鳩山由紀夫が所信表明を終えた後、民主党議員らが起立して拍手したからお互いさまだとの理屈でまぜかえされた。あたかも両論併記が民主主義の根幹のような、中立の担保と誤解しているようだが立場も形も、趣旨も全く違うものを並べても意味がない。
 ★今夏の参院選の前に発売された雑誌「通販生活」には「自民党支持の読者の皆さん、今回ばかりは野党に一票、考えていただけませんか」という特集が掲載され話題になった。最近発売されたその冬号では読者の総括が掲載された。172人の読者の批判はおおむね3つに集約されるとし、その1つに「政治的記事を載せるのなら両論併記型にするべき」があったという。
 ★編集部はその答えに両論併記を「『対立する異論を理解しあう形式』の1つと考えて実行してきた。これからも実行していく。しかし憲法学者の9割が違憲としたほどの『安倍内閣集団的自衛権の行使容認に関する決め方』は両論併記以前の問題と考えた次第」と回答した。両論併記は比較すべきものでもないものすら“論”に昇格させてしまう危険なロジックだ。(K)※敬称略