北海道の一週間 1999.06.19

0日目です。

19:10関空発、21:05千歳着の飛行機で渡道。
リュックいっぱいの着替え、同量のオーバージャケット、メットを抱え、千歳到着。バイクは手配済みなので気が楽だ。空港のはずれのホテルに泊まる。晩飯はやたら高いピラフやスパゲティしかなかった。
明日のコースは千歳-帯広-釧路(方面)と決まっているが、泊まる所は決めていない。どこまで進めるかわからないからだ。
「どこまで行けるかな? どこに泊まれるかな?」
と地図をワクワク見ながら就寝。



1日目。


朝食の後、冬型の格好でホテル前で待機。
9:00前には「プライム」さんがゼファーをとどけてくれた。いつも乗っているトランザルプ400よりずーっと小さくて重い750のゼファーに初めて乗ることになった。大型免許とっておいて良かった。タンクバックとネットはバイクレンタル料に含まれている。持参したバイク用のヒモとネットを使って、ウインカーに干渉しないように、ぐにゃぐにゃしたリュックを、ゼファーの丸っこいお尻に積載するのは大変だった。リアシートに積めば簡単なのだが、タンデムなのでそれができない。
出発すると小雨が降っている。9:30頃になっている。国道274をひたすら帯広を目指す。襟裳岬を見たい気もあるのだが、とにかく少しでも釧路に近づきたかったので今回は断念。千歳-夕張-日高までは小雨もほとんどやんでいて、快走できた。道の脇には、どこまでもどこまでもフキが生えていて面白い。道は広くて、適当なワインディングもあって、楽しい。後ろの妻は完全装備をしていたが、それでも寒いと、貼るカイロを「道の駅」横で買った。日高-清水町は前が数メートルしか見えない霧で、メチャクチャ寒い! 雨も降っている。前のテールランプにひたすらついていく。霧を抜け、ようやく平地に至ってもまだ寒い。途中でトレーナーを購入し、カイロを貼ってようやく体のふるえが止まった。今日は特別に寒い日だったと後で地元の人から聞かされた。帯広を横断する道(国道38号)はひたすら真っ直ぐな道で、真っ直ぐなのは別段珍しくないのだが、我々は初めてなので、「北海道に来た~!」の気分である。どこにもよらず、小休止をのみ繰り返しながら、浦幌-音別-白糠-釧路。
明るいうちに釧路に着いた。とりあえず、ホテルガイドを見て、駅前のビジネスホテルに電話を入れ、宿に着いた。残念ながらこのホテルとホテルガイドは「ハズレ」だった。何も考えずに朝食券を購入。まだ明るいので、晩飯を食いに駅周辺をうろついたが、これといった店がない。しかたがないのでスーパーでおにぎりやビール缶、惣菜を仕入れて、ホテルで飲食。いつもと同じだな~。
けっこう疲れていたので、テレビで天気予報を確認したら眠ってしまった。
本日の走行距離は300キロ以上だったと思うが、地図ソフトでは260キロになっている。




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