試写旅行


もらったカメラ、リコーのGRがやたらと青っぽく写る。もらったカメラなので、何をどういじくったのかわからない。
親切なカメラのキタムラの店頭でノーマルに設定を直してもらったので、さっそく試写旅行である。

 今年は大江山の雲海を撮りに行けたら行ってみたいので、鬼嶽稲荷神社を目指す。
 大江山の雲海はこちら。
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今朝は6時過ぎに家を出ることができたので、高速を使わず下道、国道9号を行く。途中、三和町堀越から府道522で綾部を目指すも、Google maps よりもずっと手前で通行止めであった。
予想はしていたが仕方が無いので、引き返し、国道9号も少し京都市よりに戻って、府道59号(市島和知線)を東に入る。この線の(ゆり)というところで北に曲がると、府道709で綾部方面に行けるのである。山偏に平というこの珍しい文字は、Yahooの知恵袋での回答では、山の中の狭い道を意味しています、とのことである。


この府道709Google View でも見ることができるように、非常に狭隘で・落ち葉と苔に覆われた極めて急峻な坂が続き、大変な緊張を強いられる道である。愚虞瑠車もよくぞ通ったものだ。読者におかれては、しばらく Google View でご覧になると良い。
対向車が来たらどうしようかと戦慄するような道幅が続くが、幸い人里近くなった平地で対向車が一台来ただけであった。
府道483に乗り換え、府道522から府道9号を北上し、一部国道175を経由して、まっすぐ日本の鬼交流博物館を目指す。



博物館からバイクでいけるのは、大江山鬼嶽稲荷神社までである。駐車場は無い。この神社は稲荷の神社であって、鬼のそれではない。
神社まで来て、以前、二三度来たことがあることを思い出した。ここから仙丈ヶ岳まで、1.1kmとある。まだ10時半なので、一度登ってみようか。
登り始めると、山に作られた段が激しく心肺機能を要求する。200mも進むとめまいがするほど息切れしてしまった。平坦な箇所がなくて、ずっと登り通しなのである。途中で一箇所展望が開ける。





300mくらいするとようやく緩やかなのぼりになって、最後は下りもあるのだが、1時間くらいで山頂に到着することができた。

山頂近くになると、やたら人の声がする。何かと思えば、第9回よさの大江山登山マラソンとのこと。山頂は通過点らしく、水とスポーツドリンクと係りの人たちと自衛隊員が大声で参加者を励ましていた。


 山頂の眺めは良く、足元は短い草と鹿の糞だらけである。糞はものすごく多いので、ここにテントを張ろうという気にはならない。
 山から神社まで下りると、神社の当番の人から、ポポの実とトチの実をもらった。ポポは一見すると青いアケビかと思うのだが、違うのだそうだ。トチもトチモチなど平気で食べていたが、実だけを実際に見るのは初めてのような気がする。

来た道とは違う、元伊勢内宮の方面に下る道をバイクで行く。やはり急峻な下りで、途中、路上にシカを目撃した。(写真は撮れず)



綾部まで戻り、国道27号から和知、そしていつもの通り府道12号から美山、周山街道から帰ろうというのである。
さて、国道27号は、いつもこの分岐が気になっていた。この分岐を過ぎればすぐ橋なのだが、橋から見下ろせば分岐した道(府道59)は川といっしょに楽しそうに見えないほうへと伸びているのである。まっぷるを見れば、再び国道27に交わるらしいから、行ってみた。

 川沿いの道は国道のように交通量は多くなく、のんびり走ることができた。
 写真の看板が胸を打つ。最近は本当にどこを歩いても道端のゴミが多いように思う。街はおまいらのゴミ箱じゃないんじゃい、と叫びたい。
 いつもの通りの美山である。
 美山の道の駅美山牛乳(もしくはこちら)を買い込み、南下する。


すごい勢いでバイクや四輪が僕を追い抜いていく。僕的には何も急ぐ必要も無ければ技術も無いので、法定速度で行く(迷惑?)。
途中でネズミ捕りをやっていたが、僕を追い抜いた車両は誰も捕まっていなくて、警察何やってんだ。

 道の駅ウッディ京北で、前から気になっていた本シメジ(またはこちら)が売れ残っていたので喜んで購入。これはすごくうまかった。こういううまいものが栽培できるとは。更なる量産で価格を下げていただきたいものである。売っている量と価格からすれば、スーパーのブナシメジよりやや高いくらいで、今でも十分な安値なのかもしれないが。
 シカ肉のカツのパックが夕方半額になっていたので、これも購入。シカ肉はニオイやクセが無く、噛めば肉のうまみがある。パックには結構な量のカツが入っていて、お得だった。