ヨーロッパ言語参照枠 / Komuna euxropa referenckadro

以下はウィキペディアエスペラント版の訳(前段部分)で、訳文は怪しいですが、内容的には大きな間違いはなかろうと思います。
エスペラントや英語が「B1レベル」とか「A2です」とか言われているのは、どうやらこれらしい。

ヨーロッパ共通参照枠

 学習、教授、評価の「ヨーロッパ言語共通参照枠」(KER)とは、ヨーロッパ内で外国語の学習者の到達について表すために使われるガイドである。2001年11月に欧州連合EU)の評議会の結果、言語能力の検査のためのシステムを構築する間、KERの活用をすることを勧奨した。六つの参照レベル(下記を見よ)は、一人一人の言語能力の段階的な指標として、一般的に受け入れらている。しかし既存の試験機関は、自らの固有の呼称を保持した。例えば「中程度」---これには意見の出る余地があるが---は、この諸機関とその学生たちに非常に記憶されやすい定義である。
 外国語の分野において、参照枠は六つのカテゴリーを外国語に関する能力のレベルに応じて定義している。A1、A2、B1、B2、C1、C2の諸カテゴリーがある。それぞれのカテゴリーは、聞き取りと読み取りによる理解、発話と会話の能力、学習者の書き示しの質、などのレベルを反映している。外国語の学生たちはそれゆえ、欧州内部を言語パスポートや外国語学校の免状をもって旅行することができる。そのパスポートや免状には日付と「参照枠」によるレベルとが記載されているというわけだ。現在は、それを勉強し終わると到達できる参照枠レベルを表示している外国語教科書もでてきている。

文書の翻訳

 「参照枠」は公式には英語とフランス語でのみ全体が発表された。以来、複数の他の言語で翻訳がなされている。その中にはエスペラントもあり、カタリン・コヴァツがEdukado.net の中で完成させた。この(ウィキペディアの)記事は、その翻訳の引用であって、そこで使用されている用語を使っている。全体のコメント付きエスペラント訳は2007年に印刷物と無料のダウンロードできる書籍の形で出された。エスペラントバージョンの翻訳者は、ニュージーランドのロエル・ハヴェマンである。

「参照枠」による一般的な諸参照レベル

 「参照枠」は学習者を三つの広いカテゴリーに分けており、さらに全体として六つのレベルに分けることができる。
A 基本的なレベルの言語使用者
 A1 初心者レベル(初めの数歩)
 A2 初級(飛躍)
B 自立的な言語使用者
 B1 跳躍
 B2 飛翔
C プロ級の言語使用者
 C1 準最高レベル
 C2 最高レベル
 それぞれのレベルは学習者に求められるものを表現している。

http://eo.wikipedia.org/wiki/Komuna_e%C5%ADropa_referenckadro

具体的なそれぞれのレベルの説明については、例えばTOEFL ジュニアのページをご覧ください。日本語と英語のページがあります。

追記
 Bonuloさんに言われて気づいたが、今年の6月に、このKERのエスペラントによる試験が日本でもありました。エスペラント以外のヨーロッパ言語でも開催されたのかな?
 僕は、がんばれば時間は作れたのですが、判定が低くなる(または、希望したレベルの不合格)のがイヤで、受験しようとは思いませんでした。こんどはがんばってみようかな?


日本の諸語で諸方言まで入れてこのような評価をすると、Dレベル(もしかするとE、Fレベルも)を導入しないといけないですね。思いつくだけでも日本語系列では諸東北弁の適切な発音、(標準?)琉球語は難度が高い気がします。