1930年のポーランドエスペラント大会

『リディア エスペラントの娘リディア・ザメンホフの生涯』にリディアがすでにバハイの神秘主義にはまっていた1930年のポーランドエスペラント大会について195ページに記述がある(ページだけ記憶)。
それによると、開会の「エスペロ」の歌の後、各人士があいさつしているときに、労働者のグループが騒ぎ出し、ポーランド語で「中立」のエスペランティストを侮辱し、「くたばれ!」と怒鳴って立ち去った。
その騒ぎの後、リディアが博愛的なことを演説して拍手喝采だったとか、書いてあったと思う。


第一次世界大戦後、ロシア革命後のファシズムヒトラーの力が増す中、エスペラント運動がただ「愛」だの「中立」だの「人類愛」だのを口にしているだけでは、「政治に無関心」という政治勢力を作るだけの有害な運動とみなされても仕方がなかっただろう。