この話の出展は、Uneversala Esperanto Metodo de D-ro BENSON で、80ページのあたり。PDFを自由にダウンロードできます。
まあ、期待して訳していったんですが、相関詞群を覚えるための無理やりなこじ付けとダジャレばかりで、あまり面白くない文章だったので、もうやめることにしました 訳だけ載せておきます。それよりも、相関詞なるものがどういうものか、一覧表でも示したほうが余程ためになる。
なお、相関詞は「短い話」に出てきた、AM, O, AL, ES, A, U, OM, EL, E の9の語尾と、I, KI, TI, ĈI, NENI (オメーレの父の名とエサウの母の名のモトになっている)の五つの語幹との組み合わせで45個の単語で構成されています。
意味も、前出の神々の属性と鼻の形がへんな王の子どもたちの属性とを掛け合わせた内容です。これを憶えるためにこれまでのでたらめな作り話があったというわけ。
読み方はローマ字読みで良く、Ĉ や ĉ は、ch と同じくチャ・チ・チュ・チェ・チョで読みます。しかし、全部母音の i がついているから、この表では全部「ĉi チ」と読みます。チーオ、チーウ、チーエ(伸ばさなくても良い)……。
ただ、こうしてみると、疑問詞やこれに関連する関係・指示・否定などの代名詞・副詞が整然としているのがよく分かると思います。
I | KI | TI | ĈI | NENI | |
AM | iam ある時 | kiam いつ | tiam その時 | ĉiam いつも | neniam いつも〜ない =決して〜ない |
O | io あるもの | kio 何が | tio それ | ĉio なんでも | nenio 何も無い |
AL | ial どういうわけか | kial なぜ | tial それゆえ | ĉial あらゆる理由で | nenial どうしても〜ない |
ES | ies 誰かの | kies 何の | ties それの | ĉies 各人全員の | nenies 誰の〜もない |
A | ia 何らかの | kia どんな | tia そんな | ĉia あらゆる | nenia どんな〜もない |
U | iu 誰か | kiu 誰 | tiu その人・物 | ĉiu 全員 | neniu 誰もない |
OM | iom いくらか | kiom いくら | tiom それほど | ĉiom 全部 | neniom 少しも〜ない |
EL | iel どうにか | kiel どのように | tiel そのように | ĉiel いろいろと | neniel どのようにも〜ない |
E | ie どこか | kie どこに | tie そこ | ĉie どこでも | nenie どこにもない |