麻生内閣の高速道路大幅値下げ策は、車を持っていて高速道路を利用する人たちにとってのみ直接の益をもたらしている。波及効果については全否定はしないけれど。そしてその値下げ分は高速道路会社に対して税金から補填するし、その税金は消費税を将来税率を上げるという。
しかし、今この麻生内閣のばら撒き政策に私は期待している。
「現在、携帯電話を所有していない国民の皆さんに、多機能の携帯電話を無償で給付するという景気刺激策を提案したい。また、自宅・会社・家族間の通話は国民相互のコミュニケーションの深化と犯罪抑止のため、これを無料にし、かつ世帯において子どもも含め一人当たり年間収入が500万円未満である場合には、基本料は電話会社が負担する。」
とか言ってほしい。
もう一つは、
「緊急経済対策として、大学の学費支援の問題でございますが、これからますます高齢化・少子化の著しくなることに鑑み、日本の将来を担う若い国民の皆さんのいわば底上げのためにも、緊急に大学での学費を全額免除し、国がこれを負担する。こうしてわが国もようやくヨーロッパ並みになるわけでございます。また、学生相手のサラ金ではないかと悪評の高い奨学金につきましては、過去の分につきましては全て無利子貸与とし、現在貸与を受けている方は、学費としては必要なくなるわけですから、これを打ち切らせていただき、卒業後５年以内に全額返納いただく、こういうことを提案させていただきたいと存じます。何が緊急かと申しますと、学費を安くするということでごさいまして、これによりまして経済的な事由によります退学者を一人も出さないということ、これは今学校に在籍しておられるわけですから、何よりも緊急と言うことでございます。」
こんだけばら撒けば、かなり若い層の支持率は上がるだろね。雇用の問題は別の方に任せます。
