明治乳業争議

明治乳業とたたかい38年

わたしも会員です

 私は(株)明治を相手に38年にわたって賃金・昇格差別を争っている「明治乳業争議団」の団員です。1960年代、全国で労働組合運動が活発化する中、明治乳業でも全国各地の工場で組合支部の活動が活発化していきました。こうした中で明治は、工場単位にインフォーマル組織を作り、労働組合支部活動弱体化・転覆を狙って労働者の分断に動き始めたのです。職場で物を言う労働者は「紅組」、インフォーマル組織加入者は「白組」、それ以外は「雑草組」と分類し、紅組と判断された労働者には「赤虫」「赤ダニ」のレッテルをはり、賃金・昇格・仕事で徹底した差別を定年まで続けてきたのです。こんな企業は許されません。
 64名の申立人は全員が80歳前後となり、人間としての尊厳を回復できないまま他界した申立人は24名にもなりました。一貫して人権を守る運動の先頭に立ってきた国民救援会の一会員としても、争議団の団員としても人間としての尊厳を取り戻すまで人生終えられません。カンパリます!



国民救援会『救援新聞』2023年6月25日