今時の歌の歌詞

この間、書いた歌の歌詞。
昔は、恋人を振り切って都会に出て行く、親元になんかは帰らない、帰るにしても、もう自分の世界を独立させて自立してから帰るかもしれん、くらいの勢いの歌がふつーだった気がする(実例は一つも思い浮かばんが)。
しかし例の歌詞はどうか。父母の言葉にしがみついて、寂しい寂しいと言い、いつでもそばに居るといい、帰ってくると繰り返す。あなたの誇りになる、とまで言う。親は親でぐでんぐでんにわが子を応援する。ちっょとくらい突き放したらどうなんか。
それでなんだか抽象的なことがよーわからんから「自分探す」という。

 お前、そんな気持ちでイナカから出てきたんか。もぉ、親の所に帰ったらどうや? だいたいお前の言うてる「自分」てお前の親のところにあるんちゃうんか。
 なんや? 夢かなえるって? お前の夢て何やねん? 正社員か? ムリムリ。

そう言われてしまいそうな歌だと、練習するたび思うです。