エスペラントの創始者であるザメンホフの、エスペラントに関する重要な著作であるところの「エスペラントの基礎」は、エスペラント大会でも承認されたところの文書であるのだが、ネットでは日本語訳がなかなか見当たらない。
http://www.akademio-de-esperanto.org/fundamento/index.html
には原本に近いか原本丸写しのものが閲覧できる。フランス・イギリス・ドイツ・ロシア・ポーランドの各国語の訳がもともとついている。ザメンホフ自身はもともと広い意味でのアジアを無視するつもりではなかったようだが、アジア(やアフリカ?)の諸言語を研究・参照する余裕がなかったと言ったとか。
実際に「フンダメント」をネットでひも解けば、まず前文だが、一文が長い! それにしてもどうしてこれの日本語訳が出ていないのか。古すぎるのかしら。
まあ、文法とかは日本語で出版されている教科書なんかでよいのだが、練習問題は気にかかる。学習サイト lernu! をチマチマめくっていくと、あったあった。
"Pri La Fundamento" コースの主な目的はエスペラントの一番重要な文書であるFundamento de Esperantoに親しむことです。
http://ja.lernu.net/kursoj/fundamento/index.php
とのこと。
残念ながら前文は未訳。それとも故意にか。練習のところは、mp3 ファイルもあって親切なのだが……ページをめくってもなぜか訳文はなし。
なぜ?
2009/1/10 追記
ここに訳出されています。
- 作者: ラザーロ・ルドヴィーコザメンホフ,Lazaro Ludviko Zamenhof,水野義明
- 出版社/メーカー: 新泉社
- 発売日: 1997/06/01
- メディア: 単行本
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