Google aldonis Esperanton al la tradukila pagxo kiel la 64a lingvo.


Google 翻訳がエスペラントを追加した。これによりエスペラントの認知度も上がるだろう。
しかし、同時にこれによってエスペラントを学ばなくてもエスペラントらしき文章は Google で翻訳されてしまうことになった。つまりエスペラント文を「読む」のにエスペラントを学ぶ必要がなくなったと言える(より精確で豊かな訳はどの言語でも同じく機械には「まだ」限界があるだろうが)。
また、世界中で流通しているがわかる人が圧倒的に少ない・使用者が圧倒的に少ないのに世界中で通じるという「不思議」性や「秘密」性、「隠語」性は、Google 翻訳によって一気に薄まってしまうことになる。


いずれにしても誰でもインターネット環境があればエスペラントを読み、エスペラントらしき文章が書けることになった。このことがエスペラントの普及にプラスになるかマイナスになるかというと、エスペラントの認知度が圧倒的に小さいのだからプラスになるであろうが、踏み込んで勉強して使えるようになってみようという(エスペラントの側から見た)ハードルはある面では高くなったと言えよう。


すなわち、エスペラントはその習得と使用の簡易性、そして対面コミュニケーションの圧倒的な容易性について、もっと宣伝しなければ、わざわざそれを学んでみよう、ということになりにくい、ということにならないだろうか。


まあ、しかし、ネット上で、エスペラントで発信し・受信することは今までよりうんと楽になるのだから、英語で発信・受信することにためらいや困難があった人たちが、より楽ちんな窓としてエスペラントを選択することはもっと増えてくるかもしれないね。


そのことが、国際的な相互理解を深めることを望みます。