外人に達筆文書を読んでもらう

Legi la literojn manskribitajn ofte estas tre malfacile, ĉar la manskribitaj literoj estas tro malbelaj. Ankaŭ medicinaj atestoj (tekstoj) de japanaj kuracistoj, kiujn ricevis asekura kompanio, estas samaj. Eĉ japano malfacile legas ilin, ĉar la tekstoj havas ne nur japanlingvon sed latinajn literojn (Anglan, Germanan kaj Latinan).
Sed ĉinaj loboristinoj en Dailian kapablas legi la malbonajn literojn kaj enmeti ĝin en komputilon tre rapide pli ol japanaj laboristoj. Ili, dajlianinoj estas laboristoj de BPO (Business Process Outsourcing --- Eksteren-Komisio de Laboro). Ilia salajro estas dekono ol la japana laborista salajro.
Kaj en Dalian troviĝas pli ol tricent mil da talentoj, kiuj komprenas la japanan.

Mi timas tion. Kaj tio imponas min kaj Esperanton. En Dalian Esperanto estas impone malvenkita de la japana lingvo. Kion povas fari ni? Lingvo kaj kulturo estas akcesoraj de la mon-ekonomio?




医師のカルテや診断書は、今でこそ電子カルテワープロなどで印字する医療機関も増えてきたが、保険会社などから与えられた診断書の枠の中に記載する場合は、なお手書きであろう。
一般に手書きの文字は読みにくいものが少なくないが、医師の手書き文書は「読めない」ものが多い。しかも日本語のほか(書き順や字体は横書きなので更に独特)、ドイツ語、英語、ラテン名はもちろんローマ字で綴られたものがちりばめられる。医業界にしか通じない略語もある。
医療事務や看護師のように、その医師に付いて、慣れてしまえばたいてい読めるのだが、部外者はなかなか判読できないであろう。
その医師の書いた文書のコンピュータへの文字起こし入力を(保険会社などが)、中国は大連のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)に委託しているという。

「ミミズ文字」をすらすら判読する“達人”26人の正体

2011/10/19 井上 英明=日経コンピュータ

「読めない文字は4カ月に1文字程度」という精度でこなす26人の“達人”たちがいる。26人は、1カ月に1万7000枚の診断書を読む。そのうち、読めない文字は7文字以下だ。これは26人の合計であり、1人当たりで見ると読めない字は4カ月に1字程度という計算になる。
 実は26人は全員が中国人だ。大連市のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)拠点で働く人たちである。平均年齢は20代前半、ほとんどが女性だ。日本語のレベルは読み書きができる程度にすぎない。にもかかわらず、訓練を重ねることでミミズ文字を判読できるようになったという。

 コストについては、なんといっても人件費の低さが日本企業にとってメリットとなる。大連の人件費は日本の10分の1程度。BPO従事者の月給はおよそ2000元(約2万4000円)が相場という。人材も豊富で、大連には日本語を理解できる人材が30万人以上いると言われる。

 (別の業者は)日本でこなしていたときは1枚当たり15分ほどかかっていたが、BPOによって6分まで短縮したという。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20111017/370939/

月に25日、一日8時間労働だとすると、1時間当たり
17,000÷25日÷26人÷8時間≒3.3枚
となる。それが効率が悪いとしても、人件費が10分の1というのだから安いものだ。
日中間で、労働経済上のいろんな垣根が取り払われると、日本の労働者は秒殺で駆逐されるであろう。またそれぞれの国で「自由化」の前に拝跪せず、人間らしい生活がきちんとできる労働法制、労働者のまさに「階級的な」主体形成がないと、ますますボロ雑巾のように使い捨てられることになるのではないかと、恐ろしい感じがする。
また一方、大連だけで30万人以上の「日本語を理解できる人材」というのも驚きである。彼らが日本語を経済的な動機から勉強した、その数にも熱意にも驚かされる。エスペラントなんか大型トラックに弾き飛ばされる石ころのような存在なのかもしれない。(言語習得が文化だとして)文化というものが牧歌的な平和な交流という動機ではなく経済的な強力な力によって引きずられて普及していく、というのも、エスペラントを学び使う者として考えさせられる。
考えさせられる、と言っても、この日本語に対するエスペラントの負け具合に圧倒されるだけで、エスペラント普及のために何を考えてよいかもわからない。なんとなく暗いような重苦しいような気持ちがわいてくるだけなのだが。